グリーの逆転敗訴確定

 ソーシャルゲーム運営大手グリーが携帯電話向けの釣りゲームを模倣されたとして、同じくソーシャルゲーム運営大手のディー・エヌ・エー(DeNA)側に配信差し止めや損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(大橋正春裁判長)は17日までに、グリーの上告を退ける決定をしました。これによって、著作権侵害を認めずグリー逆転敗訴とした2審判決が確定します。

 問題となったのは、グリーが2007年からゲームサイト「GREE」で配信する「釣り★スタ」と、DeNAが2009年から「Mobage(モバゲー)」で配信する「釣りゲータウン2」。昨年2月、一審の東京地裁は同じ場面を「グリーのゲームに依拠して制作された」と認定し、DeNA側に配信差し止めと約2億3千万円の支払いを命じていました。しかし、昨年8月の二審知財高裁判決は、釣った魚を引き寄せる場面について、画面に三重の同心円を描き、掛かった魚を黒い魚影として動き回らせる点は共通しているとする一方、釣りゲームで魚影や釣り糸、岩陰を描くのは「ありふれた表現だ」と指摘した上で、DeNAのゲームは円の大きさや配色が変化するなど具体的表現が異なると判断。「利用者が受ける印象は違い、著作権を侵害しない」と結論付けていました。

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