心臓病リスクを軽減する食べ物

 発展途上国を含めたほぼ全ての大陸にまたがる大規模な調査によって、油分や塩分が多く含まれた食品を多く摂ると心臓病のリスクを高め、果物や青物などの野菜を多く摂ると心臓病のリスクが減ることが確認されたました。

 これは南米、北米、西欧、東欧、中東、サハラ以南のアフリカ、南アジア、東南アジアと、ほぼすべての大陸にまたがる発展途上国を調査対象に含めた食生活調査「INTERHEART」の結果による物です。

 調査は、健康に良い成分や良くない成分を含む19の食品群について、「どの程度摂取するか」を回答してもらうという方法で行われました。なお対象の食品群については、それぞれの国の嗜好に合わせて調整されました。
 その結果、国に関係なく、揚げ物、塩分が多い食品、卵、肉など「欧米風」を好む人では、揚げ物や肉を殆ど又は全く摂取しない人に比べて、心臓病リスクが35%高いことがわかったものです。
 また、青物などの野菜や果物を多く摂取する人は、殆ど又は全く摂取しない人と比べて、心臓病リスクが30%低いことも判りました。

 さらに、健康的として近年人気が高い豆腐やしょうゆなど「和風」の食品を好む人では、心臓病リスクにほとんど影響がないことも判明しました。一方、一部の食品にはビタミンや抗酸化物質など心臓病リスクを軽減する物質が含まれているものの、しょうゆなどにはその効果を相殺するだけの高い濃度の塩分が含まれていることも、研究は指摘しています。

若者の間で増加中

 最近は若い人の間にも高血圧が増えているといいます。大きな要因と考えられるのは普段の食生活。元々日本人の食事は醤油や味噌、漬け物など塩分が多いのですが、若い世代さらには味付けが濃くて塩分が多め、さらに脂質も多い高カロリーなファストフードやインスタント食品、スナック菓子などのジャンクフードを好んで食べる傾向が高い。

 塩分は人間の体に必要不可欠な成分ですが、とり過ぎると体内にナトリウムと水分がたまって体液量が増え、血圧の上昇要因となります。また、貯留したナトリウム、水分を排せつするため、さらに血圧が上昇すると言います。
 高血圧はほとんどの場合、自覚症状がありません。ある時突然何らかの症状が現れ、初めて自分の血圧を知るケースが少なくありませんが、頭痛、肩こり、めまい、動悸(どうき)、息切れなどがいつもよりひどい、どこか体がおかしいと思ったら、血圧が上がっている可能性があるので、医師に相談するべきです。
 そのほかに、生活習慣の悪化や運動不足も挙げられます。疲れたなと感じるときは十分に睡眠をとる、また、週に2~3回、適度な運動を継続する。

 予防のためには、塩分が少ない食品を選ぶように心がけること。味噌、醤油、ソースなどの調味料は使いすぎないように、料理は薄味にするなどの工夫が必要です。
 そして、もう一つの大きな要因がタバコ。喫煙者は、非喫煙者と比べて薬が効きにくいだけでなく、血管の抵抗が大きくなり、高血圧の原因となることが医学的データでもはっきりと分かっています。タバコを1本吸うと血圧が約10mmHgも上がると言われています。

肥満手術が有効?

 アメリカの医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」のオンライン版で26日に公表された2つの研究結果によると、肥満症患者の血糖値をコントロールするのに肥満手術が投薬より有効であるそうです。

 それによると、3種類ある肥満手術のうちのどれか1つの手術を行った患者の血糖値が、投薬や食事療法、運動などによる治療を受けた患者に比べ、著しく平常値に近づくことが示されているそうです。

 手術を受けたグループは、非手術療法を受けたグループに比べ、平均で5倍も体重が減少。しかも、手術を受けた患者の多くが退院する前に、少なくとも投薬の一部を中止するほどだったとしています。しかし、これは肥満手術の結果、食事量や摂取カロリーが激減しただけという気がするのはきのせいでしょうか?。

 肥満手術、と言うのは胃のバイパス手術と袖状胃切除術の2種類。いずれも食事量を減らす事を目的にしている物で、当然手術を受けた人間は食事量が減って摂取カロリーがが減って、結果血糖値も下がるでしょう。薬で暴飲暴食をやめさせる事は出来ないけれど、手術なら可能と言う事。これならば運動療法も食事制限もインスリン注射も必要なさそうです。
 また、血糖値の低下と体重減に加え、コレステロールと血圧にも著しい改善がみられたそうですが、これもやはり、単なる食事量の減少によるもので、当然の結果といば当然の結果でしょう。