PAC3撤収

 北朝鮮の弾道ミサイル発射の危険性が低下したとして、防衛省は30日に北海道と広島県、島根県、愛媛県、高知県に配備されていたパトリオットミサイル(PAC3)を撤収しました。

 PAC3は、弾道ミサイルの迎撃を目的とした地対空ミサイルです。湾岸戦争でイラク軍が使用したスカッドミサイルの迎撃に使用されたPAC2の戦果が思わしくなかった事を受け、弾道ミサイルへの対応能力を向上させました。

 日本では2007年に初めて配備され、北朝鮮が弾道ミサイル実験を繰り返した事を受けて配備数が増えています。

 今回撤収されたPAC3は、北朝鮮が昨年8月にグアム島周辺へミサイルを発射する計画を公表した際、その上空を通過する可能性がある4つの県の駐屯地に展開していました。しかし、実際のミサイルは北海道上空を通過したため、函館にも追加配備されました。

 米朝首脳会談の実現以降、北朝鮮はミサイルの発射を行っておらず、一応緊張は緩和されたように見えます。しかし、撤収はされましたが、2016年8月に発動した破壊措置命令は維持されており、今後の動向次第では再配備が行われると言う事です。