レイモンド・チョウ氏、死去

 香港の映画プロデューサーでゴールデン・ハーベストの元会長、レイモンド・チョウ氏が亡くなったそうです。91歳でした。

 レイモンド・チョウ氏は1927年、当時イギリス領だった香港で生まれました。大学卒業後香港スタンダードの新聞記者として10年務めた後、1950年に香港の映画会社「ショウ・ブラザーズ」に入社しました。同社で宣伝主任や宣伝部長、そして製作本部長を歴任後退社、1970年に同社のスター俳優だったジミー・ウォングらと共にゴールデン・ハーベストを設立しました。

 1971年にはブルース・リー主演の「ドラゴン危機一髪」が香港映画興行収益記録(当時)を更新する大ヒットとなります。1973年にリーが急死すると、ショウ・ブラザースから移籍したマイケル・ホイ主演のMr.Boo!シリーズが大ヒット。更に1980年、ロー・ウェイカンパニーからジャッキー・チェンを引き抜いて制作した「ヤングマスター 師弟出馬」が大ヒット。ホイ3兄弟やジャッキー・チェンの主演映画は香港は元より、日本を含むアジア各国でヒットを続け、20世紀フォックスとの合作「キャノンボール」でハリウッド進出も果たし、ゴールデン・ハーベストは黄金時代を築きました。

 世界にカンフー映画ブームを起こしたのも、レイモンド・チョウ氏の功績です。私も子供の頃には散々見たものです。